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新入社員Sの研修の報告(2016年度7月)

お久しぶりです。新入社員のS です。
梅雨も明けて本格的な夏がやってきましたね。
今回も暑さに負けず研修の報告をしていきたいと思います。

7月の研修では以下のようなことを行いました。
  • DB研修
  • 社員名簿の作成(VC++版)
  • 社員名簿の作成(C#版)
ではそれぞれの内容を報告します。


DB研修

6月の末から7月のはじめにかけて課長にDB研修を行っていただきました。

研修でははじめにDBとは何か、DBの種類や特徴について以下のようなことを教えていただきました。
  • DBとはさまざまな情報を整理して保存するもの。
  • DBの種類は主に3種類あって、業務では主にRDBが使われている。
  • RDBは情報を正規化しいくつかのテーブルに分けて保存する。情報を取得するときは関連を使ってテーブルを結合して取得するDBで、複雑な情報や大規模な情報を扱うことができる。
DBの基礎知識について学習した後はSQLServerを使ったDBの操作を学習しました。
はじめにVisualStudioを使ってクエリを作成して、テーブルに対する以下のような基本的な操作を学びました。
  • テーブルの作成、更新、削除
  • テーブルへのデータの追加、更新、削除、取得
  • GroupBy句を使った取得データのグループ化
  • 関数を使用した少し複雑な条件の設定
  • 分析関数を使用したデータの取得
  • ビューの作成、利用
  • トランザクションの利用
クエリを使った操作を学習したあとは、プログラムからDBへアクセスして同じ操作をできるように学習しました。C++にはないLinqの概念があり少し戸惑いましたが、おかげで簡単にDBを操作することができました。


社員名簿システムの作成(VC++版)

DB研修が終わると途中だった社員名簿システムのコーディング作業に戻りました。

画面設計とクラス図、シーケンス図のおかげでコーディング作業は簡単に進めることができましたが、コンソールアプリケーションと比べてできることが増えたため、以下のような注意しなければいけないこともありました。
  • コントロール同士でのフォーカスの奪い合い、フォーカスが移るタイミング
  • 入力値チェックを行うタイミング
  • 適切なコントロールの使用
  • 初期化処理の必要なコントロールの初期化のタイミング
  • コントロールの配置などが同じような画面に対する対処
  • リソースファイルの利用
また関数の分け方が不十分だったり、関数の引数や返却値の定義が不適切だったりといったC++の時から学んでいたことでもできていないところもありました。


社員名簿システムの作成(C#版)

VC++で作成が終わると、C#の学習をしつつC#版のシステムを作成しました。

はじめはC++の処理をC#で書くだけなので簡単だろうと思いましたが、C++とC#の違いにてこずってしまいました。
特にとまどった違いは以下の点です。
  • delegate,eventの存在。
  • ガベージコレクタによるメモリの管理。
  • usingを使ったリソースの開放。
  • プロパティを使った値の受け渡し。
  • クラスのインスタンスがポインタになる。
  • 引数,返却値として渡すときにconstで渡せない。
  • VC++ではできたコントロールの使い方ができない。
特に引数,返却値にconstを指定できない点は、受け取った側が変数の中身の変更などを気をつけないといけないので不便に感じました。
これらの違いについてとまどい、学習しながら何とかシステムをひととおり完成させることができました。

まとめ

今月で一通り研修は終わりとなり、来月からは実際の業務を行っていきます。
正直なところ業務をするにはまだまだ技術不足を感じていますが、実際の業務でないと身につかないこともありますので、周囲にご迷惑をおかけしながらになりますが精一杯がんばっていこうと思います。

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